【買収側が暴露】YouTubeチャンネルを「高く売る」ための完全マニュアル:売却手順と買収側の本音
こんにちは、NIfam24です。
AIを活用した動画制作が増える中、「作ったチャンネルを売却する」という選択肢が現実的になっています。運営に疲れたチャンネルや、収益化できたものの運用に手が回らないチャンネルも、実は高値で売れる可能性があります。
今回は、M&Aサイトの利用を前提に、YouTubeチャンネルを安全に売却するための具体的な手順と、**実際に買収する側が「どこを見て」「何をリスクと捉えるか」**という本音の視点から、高く売るためのコツを徹底解説します。
1. YouTubeチャンネル売買の基本と合法性
1-1. YouTubeチャンネルの売買は規約違反ではない
結論から言うと、YouTubeチャンネルの売買は現在の規約上、違反ではありません。これは、YouTubeが提供する**「ブランドアカウント」**という仕組みを利用し、公式の手順でチャンネルの所有者(オーナー)権限を別の人に譲渡することが可能だからです。
✅ **注意点:** Googleアカウント(ログイン情報)自体を譲渡するのは規約違反です。ラッコM&Aなどのプラットフォームは、このブランドアカウントの譲渡機能を利用して、安全な取引を行っています。
2. ラッコM&Aでチャンネルを売却する全手順
ここでは、代表的なM&Aサイトである「ラッコM&A」を例に、具体的な売却プロセスを解説します。
2-1. 事前準備:会員登録と本人確認
- **会員登録:** 公式サイトでラッコID(メールアドレス)を登録します。
- **認証:** 安全な取引のため、売却案件を登録する前に**本人確認**と**SMS認証**を完了させます。
2-2. チャンネル出品と「高く売る」ためのコツ
売却案件の登録では、購入希望者にチャンネルの魅力を最大限に伝える必要があります。買収側の視点から、特に重視されるポイントをまとめました。
【売却価格の目安と設定】
目安は**「直近の月間利益の10ヶ月〜20ヶ月分」**です。収益が不安定な場合は、まずは強気の価格(相場の上限付近)で出品し、交渉を待つ戦略が有効です。
【必須記載事項と買収側のチェックポイント】
- **案件名:** 「雑学系ゆっくり解説」「グルメ系切り抜き」など、**ジャンルが具体的にわかる名称**にする。
- **属人性:** **「属人性がない(誰でも運営を引き継げる)」**チャンネルの方が圧倒的に売れやすく、高値がつきやすい。
- **制作体制:** 「外注ライター引き継ぎ可能」「運営マニュアルあり」など、購入者がスムーズに運用を始められる**引き継ぎ体制**をアピールする。
- **【訳あり】:** 収益化停止や著作権リスクなど、問題がある場合は案件名の冒頭に**【訳あり】**と記載し、理由を正直に説明する。隠すのは絶対にNGです。
- **収益・費用:** 正確な数値を入力し、**アナリティクスのスクリーンショット(エビデンス)**を必ず添付する。
2-3. 交渉:買収側が求めるデータと本音
案件登録後、購入希望者から交渉申し込みが届きます。買収側は、チャンネルの将来的な収益性を判断するため、以下のデータを要求することが多いです。
「トラフィックソースの種類」「上位のYouTube検索ワード」「視聴者の年齢」といったデータは、購入後に広告収入以外(アフィリエイトなど)で稼ぐための**ターゲット層と導線**を知るために不可欠です。
【リスクヘッジのための質問】
- 収益化が黄色になっている動画(制限されている動画)の有無
- 著作権違反等のペナルティの有無(1回でもあると買い手は警戒します)
✅ **価格交渉への対応:** 買う側はほぼ100%価格交渉を仕掛けてきます。すぐに応じず、「一旦保留」とすることで、相手の本気度を見極め、安売りを防ぐことができます。
2-4. 契約とチャンネルの引き渡し(安全な取引の流れ)
交渉が成立したら、ラッコM&Aのエスクローサービス(代金一時預かり)を利用して安全に取引を進めます。
- **契約締結:** 電子契約書で契約を結びます。
- **買主が代金を入金:** 買主がラッコM&Aに代金を預けます。
- **チャンネル譲渡:** あなたが買主にブランドアカウントのオーナー権限を譲渡します。
- **検収:** 買主がチャンネルを無事に受け取ったことを確認します。
- **代金受け取り:** ラッコM&Aからあなたの口座に売却代金が振り込まれます。
3. 著作権リスクがあるチャンネルを売却するには?
偉人の写真やAI音声など、著作権的にグレーな素材を使用しているチャンネルは、売却できる可能性はありますが、リスクが伴います。
- **ラッコM&Aの規約:** ラッコM&Aの規約では、「法令または公序良俗に違反する内容を含むもの(著作権侵害等を含む)」は出品禁止とされています。グレーな場合、運営側の判断で掲載見送りとなるリスクがあります。
- **リスクの正直な開示:** 買い手に「著作権侵害によるチャンネルBANのリスクがあること」を正直に開示し、**売却後は自己責任で運営してもらう**という条件で契約を結ぶことが、トラブル防止に繋がります。
- **売る前の「クリーニング」:** 掲載見送りを避ける、または価格を上げるために、売却前に再生回数の低い動画や著作権リスクの高い動画を非公開・削除して、チャンネルを「クリーン」な状態にする工夫も必要です。



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