「GMOクリック証券 FX(くりっく365、FXネオなど)」における強制ロスカット(強制決済)=「強制終了価格」について、ご説明します。
◆ 強制ロスカット(強制終了価格)とは
証拠金維持率がGMOクリック証券の定める基準を下回った時、保有中の全ポジションが自動的に強制決済(ロスカット)される仕組みです。
◆ 証拠金維持率とロスカット基準(2024年7月時点)
- 証拠金維持率= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
- GMOクリック証券 FXネオの場合:
- 証拠金維持率 50%を下回った瞬間に、基準時点のレートで強制ロスカット注文が発動
◆ 強制終了価格(ロスカット価格)の計算方法
- 各通貨ペアの必要証拠金額は変動しますが、「有効証拠金(=余力+評価損益)」が必要証拠金の50%を下回った段階でロスカット
- 強制ロスカットは「FIFO(古いポジションから順に)」成行決済
- 実際の“強制ロスカット価格”は為替レートの滑り(約定スリッページ)により、維持率50%ピッタリとはややズレる場合もあります
◆ 具体的な計算例(ドル円・個人口座・1万通貨の場合)
【例】
- 1万通貨のドル円を買い
- 必要証拠金:50,000円(為替レートやレバレッジによる。例として)
- 証拠金維持率50%=25,000円
- 入金証拠金=100,000円
計算式(おおよそ)
- 「評価損益」=有効証拠金-証拠金残高
- 必要証拠金:ポジションごとに計算(ドル円1万通貨だと5万円前後目安)
- 有効証拠金 = 総資産 + 含み損益
- 強制ロスカットになる損失額=「入金証拠金-必要証拠金×0.5」
【ロスカットまでの許容値幅ピップス(ざっくり)】
((証拠金残高-必要証拠金×0.5)÷取引数量÷1pipsの価値)=許容逆行pips
※値動きや為替レート、証拠金設定による
◆ GMOクリック証券「ロスカットレート自動計算ツール」
GMOクリックの公式WEB・アプリでも、「ロスカットレート自動計算」機能(注文画面やポジション管理画面で自動表示)があります!
参考リンク:
◆ 注意点
- 急変時にはロスカットが約定しない(証拠金割れ)リスクもあるため、余裕資金と損切設定を必ず行いましょう。
- 強制ロスカットはあくまで最終防衛線!資産保全は“自前の損切注文”が鉄則です。
◆ 一言まとめ
GMOクリック証券のFXネオにおいては「証拠金維持率50%」を下回った時点の為替レートが“強制終了価格(ロスカット価格)”です。自分の現在の維持率と必要証拠金から逆算も可能で、公式サイトの自動計算も活用できます。
◆GMOクリック証券「強制終了価格」を猿でもわかる超簡単説明◆
1. 【強制終了価格=ロスカットとは?】
あなたの持っているお金(証拠金)が少なくなりすぎると、自動で全部のポジションが切られてしまう、そのときのレート(値段)のことです!
2. 【どのくらい少なくなったら?】
“証拠金維持率”が50%(半分)より下になったら、強制終了!
3. 【どうやって計算するの?(めちゃ簡単Ver)】
- 持っているお金=10万円
- 必要なお金=5万円(ドル円1万通貨での例)
- あなたに残っている有効なお金が2万5000円(=5万円の50%)を下回ったらOUT!
- そのときのレート(値段)が「強制ロスカット(強制終了)」価格
4. 【ポイント】
- 50%を切ると、強制的に損切りされる。
- その時の相場の値段=強制終了価格
- これより前に、自分で損切りするのが一番安全!
5. 【イメージ例】
- 買いで持っていて、下がり続けて…
→お金がどんどん減って、50%(半分)を切った瞬間、バッサリ全部切られて終わり!
★まとめ(もっと簡単に)
「半分になったら、全部バイバイ!」それがGMOクリックの強制終了価格!
自分が「あとどれくらいでバイバイされるか」は、GMOの画面でも見えるし、公式サイトで自動計算もできるよ!
コメント